製品について-笛・雅楽器

太鼓とともに日本の祭と伝統芸能に欠かせない篠笛。
宮本では伝統的な祭笛だけでなく、独自に開発したオリジナルの調律笛まで
豊富に取り揃えております。

笛の選び方

種類

お囃子用の古典調と唄用の調律笛の2種類の笛があります。

  • 古典調(お囃子用)

    1.古典調(お囃子用)

    お囃子をやりたい方はこちらです。
    古来より祭囃子などに親しまれている地域の音階とその音色をもつ笛です。
    指穴の大きさがほぼ均一で、音階は調律されていません。

  • 古典調(お囃子用)

    2.調律笛(唄用)

    長唄、民謡、洋楽器と合わせたい方や、篠笛を吹いてみたい!という方はこちらです。あらゆるジャンルに対応できるドレミ調に調律された笛です。
    邦楽全般はもとより、今流れている現代音楽に用いていただけます。
    指穴の大きさを調整ることによって音階が調律されています。

古典調(お囃子用)の指孔

指孔には6穴と7穴があります。一般的には7穴の方が使われますが、地域のお囃子によっては6穴を使われている所がございますのでご確認下さい。

調子

調子とは:音の高さの事を言います。篠笛先端に漢数字で書いており、低い調子の一本調子から最も高い十二本調子までございます。

  • 古典調(お囃子用)

    1.古典調(お囃子用)

    地域のお囃子曲や団体様で使用している調子をご確認して下さい。

  • 古典調(お囃子用)

    2.調律笛(唄用)

    篠笛の場合は半音ずつ音の高さが違いますので、下記表をご確認下さい。

Key
調子
F
一本
F#
二本
G
三本
A♭
四本
A
五本
B♭
六本
B
七本
C
八本
C#
九本
D
十本
E♭
十一本
E
十二本

※左右にスワイプすることで、表を移動することができます

笛のブランド

  • BRAND1

    使い込むほど手に馴染む、
    江戸末期より受け継がれてきた手仕事。

    BRAND 01

    獅子田流 篠笛

    江戸時代末期の笛作りの名人である獅子田氏が獅子田流の篠笛を製作。その後新山氏(あらやま)が獅子田流を継承し、現在に至ります。
    伝統の技法を引き継ぎ、丹精こめて製作し、獅子田の名を冠した篠笛として提供しております。

  • BRAND2

    笛の可能性をどこまでも追い求める上総の匠。
    世界で二つとないあなただけの一管を。

    BRAND 02

    蘭 照

    篠竹 (女竹)を使って作られ、本来の持ち味である素朴の柔らかな音色はもとより、独自の技術による正確な音程、遠鳴りのする豊かな音量は数多くのプロ演奏者から高い評価を受けています。

    ※蘭照製の笛は現在、弊社西浅草店店頭のみの扱いとなっております。

  • BRAND3

    どんな環境でも良く響く篠笛造り、
    工芸品の美しさと正確な調律を両立。

    BRAND 03

    篠笛 立平

    竹それぞれの管内形状に合わせて人為的に凸凹を作りだすことで豊かな倍音を生み出しています。それにより今までの篠笛にはなかった音抜けと吹奏感を実現しています。蒔絵は”純金箔”を使用。純金の深い輝きは決して色褪せることがありません。和の趣とモダンな紋様を取り入れたオリジナルデザイン。

  • BRAND4

    宮本オリジナルの丸宮の笛

    BRAND 04

    まるみや印の笛

    宮本がプロの演奏家と共同開発した唄笛です。御囃子から洋楽まで、幅広い音楽に対応できるようにドレミ調に調律されています。
    演奏家の要求に応えた充実の半本調子揃えです。

  • BRAND5

    幅広い演奏を楽しむために

    BRAND 05

    東 雲

    調律笛「東雲」シリーズ。調律笛を始めるのにお手頃な「籐巻」タイプから、高級篠笛と同様の技術を使った最上級モデル「燻煙」「彫込」タイプまでご用意。

篠笛の取り扱いについて

保管について

  1. 1. 直射日光を避け、風通しの良い場所に保管してください。
  2. 2. 篠笛は気温の変化に大変デリケートな楽器で、直射日光により変形したり乾燥により割れが生じる場合があります。
  3. 3. 夏の暑い車内への置きっぱなしや、冬に暖房の効いた部屋等急激に乾燥しやすい場所にはご注意ください。
  4. 4. また、篠笛は衝撃に大変弱いので、破損を防ぐ為、笛袋や手拭い等に巻いて保管することをお薦めいたします。

手入れ方法

ご使用後はガーゼのような柔らかい布で中の掃除をすることをお薦めします。
「つゆきり」というガーゼの先にビーズ等の重りが付いた商品を販売しております。使用の際は歌口や中部分を傷つけないようご注意ください。

修理について

割れた場合は、割れた上に籐を巻く修理になります。状態によっては出来ない場合もありますので、まずはご相談ください。
塗り直し修理は可能です。一度塗装を剥がし木地の状態にし、再塗装いたします。