太鼓の張替・修理のご案内

太鼓の皮は、使ううちに少しずつ摩耗し、音がこなれていきます。やがて音が緩んだり、伸びたり、破れたりもします。皮は消耗品です。良い音で長く使い続けるために、頃合いを見ての張替(張り替え)・修理をおすすめしています。

宮本卯之助商店は、文久元年(1861年)から太鼓をつくり続けてきました。職人が一張ずつ手をかけて、皮の張替・修理を承っています。最近の音が以前と違うと感じたら、見直しの好機です。状態を見せていただければ、張替の要否から費用・お預かりの方法までご案内します。どうぞお気軽にご相談ください。

こんなときが張替の目安です

張替の時期は、太鼓をどれくらい使うかによって大きく変わります。一概に「何年」とは言えません。次のような兆しが、見直しの目安です。

  • 皮に破れ・ひび・へこみがある
  • 音が緩む、伸びる、締まりがなくなってきた
  • 久しぶりに出したら、以前のような響きが出ない

皮の縁の仕立てによって、張り替えできるものとできないものがあります(エン付きの皮は張り替えができ、きり縁の皮は張り替えができません)。破れていなくても、音の変化を感じたら、まずは状態を見せてください。

太鼓の皮の張替(張り替え)・修理の費用目安

太鼓の皮の張り替え費用は、太鼓の種類とサイズによって変わります。下記は種類別の税別・下限価格(最小サイズ・標準仕様)の目安です(別途消費税)。

太鼓の種類 税別・下限価格 商品ページ
長胴太鼓 片面 40,620円〜/両面 67,700円〜 片面両面
締太鼓(皮) 34,100円〜(音色仕様 78,700円) 締太鼓皮音色
桶締太鼓(皮) 55,000円〜 桶締太鼓皮
かつぎ桶胴太鼓(皮) 48,400円〜 かつぎ桶胴太鼓皮
平胴・平釣太鼓 片面 17,460円〜/両面 29,100円〜 片面両面

※上記は最小サイズ・標準仕様の税別下限です(別途消費税)。サイズが大きいほど、また胴の修理・梱包・送料・保険などにより価格は変わります(大型の長胴太鼓などは大きく上がります)。正確な金額は写真と寸法でお見積りします。

本番に向けて — 張り替えの時期

張り替えた直後の皮は、その後に音が落ち着くまでを見越して、やや高めに張ることが多くあります。皮は使ううちに少しずつこなれ、音がなじんでいきます。そのため、祭礼やコンサートなど本番がある場合は、本番の時期を見据えて、少し前に張り替えることをおすすめします。

納期は、太鼓の種類・時期・修理の内容によって変わります。写真と寸法を確認のうえ、可能な納期とお預かりの方法を個別にご案内します。初夏から秋にかけては祭礼前のご依頼が増えますので、お早めのご相談がおすすめです。

ご要望に応じた皮選び・音作り

求められる太鼓の音は、地域や祭礼、芸能によっても異なります。宮本卯之助商店では、お客様のご要望を伺いながら、できる限りご要望に応えた皮選びと音作りをいたします。出したい音やお使いになる場面のご希望があれば、お知らせください。

お送り方法・対応できるサイズ

宅配便には大きさの規格があります(運送会社の例で、三辺の合計が約200cm・一辺170cm・重さ30kgまで)。当店でお受けできるかは、太鼓の寸法と梱包の状態を確認のうえご案内します。

およそ2尺(皮の直径約60cm)以上の大型の長胴太鼓は、専用の輸送便での往復・梱包を含むお見積りになります。送料・返送料・梱包費・輸送保険は、太鼓の大きさと配送方法により個別にご案内します。

サイズや送り方に迷う場合は、胴の直径と高さをお知らせください。適した方法をご案内します。

ご依頼の流れ

  1. 状態をお知らせください — 太鼓の写真(全体・打面・縁・傷んだ箇所)と、おおよその寸法(胴の直径・高さ)を添えてお問い合わせください。写真の送り方が分からない場合は、お問い合わせ後にご案内します。お電話・ご来店でも承ります。
  2. お見積り・納期のご案内 — 写真と寸法をもとに、張替の内容・費用・納期をご案内します。
  3. お預かり〜張替〜お渡し — ご発送・お持ち込み・ご来店で太鼓をお預かりし、職人が張替えてお返しします。

胴に刻まれた時 — 太鼓は時を超える

長胴太鼓の胴の内側には、作られた当時の作人(職人)の名や関係者の名、過去の修理の履歴などが、筆で書き残されていることがあります。太鼓は、いわば時を超えるタイムカプセルです。

これらの記録は、張替や修理のために皮を外したときに、初めて目にできるものです。一台の太鼓が歩んできた時の物語に、私たちも立ち会わせていただいています。長く受け継がれてきた一台ほど、その続きを丁寧にお預かりします。

よくあるご質問

他社で購入した太鼓も張替できますか。

他店でお求めの太鼓も、状態を確認のうえご相談を承ります。まずは写真と寸法をお知らせください。

締め直しだけでもお願いできますか。

締め直しで対応できる場合と、皮の交換(張替)が必要な場合があります。状態を見せていただき、ご案内します。

どのくらい使ったら張替の時期ですか。

使い方によって大きく変わるため、一概に年数では言えません。破れていなくても、「音が緩む・伸びる」「以前の響きが出ない」と感じたら、見直しの目安です。状態を拝見してご案内します。

ご相談・お見積り

太鼓の状態は一台ずつ違います。写真と寸法をお送りいただければ、張替の要否から、費用・納期・お預かりの方法までご案内します。出したい音のご希望も、あわせてお知らせください。

写真で張替を相談する / 太鼓の新調・買い替えを見る

文久元年(1861年)から太鼓づくりを続けてきた宮本卯之助商店が、長く使ってきた一台の張替を承ります。