森をつくる太鼓森をつくる太鼓
The CurveThe Curve

CONCEPT

自然との共生を願う
道具だからこそ、
自然の循環に寄り添いたい

森をつくる太鼓は、自然と人を繋ぐサステナブルな楽器づくりで、アートと環境を豊かにする循環型社会の提案です。古来より、太鼓は自然との共生を願い祭や芸能で打ち鳴らされてきました。森をつくる太鼓は、現代の消費社会の中で忘れられがちな本来の姿を見つめ直し、自然の循環に寄り添ったものづくりを目指します。

森の木々も、職人の技術も、芸能も、そこに意識を向ける事で豊かにも貧しくもなります。森をつくる太鼓では、楽器づくりだけではなく、その素材が育まれる森や、楽器として活躍する舞台までを通じて、豊かな自然と文化が生い茂る未来に貢献したいと考えています。

CONCEPT CONCEPT

PRODUCTS

森をつくる太鼓 ×東京チェンソーズ

森をつくる太鼓
ON OFF

第一弾のプロダクトは檜原村にある東京チェンソーズ社と共に東京のスギを使った桶太鼓を開発しました。
意外なことに東京の総面積の4割が森林に覆われていますが、木材価格がピークの1/4にまで下落したことに伴い、林業従事者も1/10ほどに減少しました。戦後植林されたスギやヒノキ、サワラなどの人工林は樹齢60年にも達してきましたが、充分には活かされていないのが現状です。

森をつくる太鼓は、今ある素材を活かすという観点から、通常は用いない板目材を敢えて取り入れた事で生まれる美しい木目の表情が特徴です。また木目の立体感を際立たせる浮造り仕上げは、森をつくる太鼓だけの特別仕様です。

森をつくる太鼓を広げる事で、檜原村のスギが豊かに樹齢100年を迎え、木材としての価値の向上、産業としての効率化、多様性のある森作りに貢献していきます。

東京チェンソーズ

東京チェンソーズ

東京檜原村で2006年に創業した株式会社東京チェンソーズは30名余りのスタッフで、木材生産、加工・販売、森林空間活用まで多様なアプローチで林業を行っています。伐り出した木は一本まるごと余すことなく使い切ることで、木に付加価値をつけ、「小さくて強い林業」 の実現を目指しています。

東京チェンソーズへ

和太鼓では初となるFSC®認証取得

宮本卯之助商店では和太鼓では初となるFSC認証を取得。森をつくる太鼓の一部ラインナップをFSC認証の太鼓として発売致します。FSC認証は環境、社会、経済の便益に適い、きちんと管理された森林からの製品を目に見える形で消費者に届け、それにより経済的利益を生産者に還元する仕組みです。
(※認証材を使用した「森をつくる太鼓」は3月中旬より発売開始予定)

FSC認証

EVENT

メゾン・エ・オブジェ・パリ(Maison&Objet Paris)2023年1月展 出展 メゾン・エ・オブジェ・パリ(Maison&Objet Paris)2023年1月展 出展

開催日 2023.01.19 - 01.23

メゾン・エ・オブジェ・パリ(Maison & Objet Paris)
2023年1月展 出展

宮本卯之助商店は2023年1月に、フランス・パリで開催される世界最高峰のインテリア・デザイン関連見本市 「メゾン・エ・オブジェ」へ、江戸東京きらりプロジェクトの採択事業として出展します。
今回の展示にあたり、フランスのプロダクトデザイナーであるPierreCHARRIE(ピエール・シャリエ)氏と コラボレーションし、太鼓制作の過程で見つかる割れや、修復不可能なフシや虫食いのために 太鼓になれなかった太鼓の胴のリプロダクトをコンセプトとしたスツールの制作を行いました。 何百年という樹齢の大木を使用することもある太鼓。さまざまな要因で太鼓になれなかったとしても、 他のものへと生まれ変わらせる責任が私たちにはあります。 それは終わりではなく、太鼓以外の何ものにでもなれる始まりだと私達は考えます。

THE CURVE

太鼓にならなかった曲線たちを
多様な解釈で世の中に

「森をつくる太鼓」では、木材としての利用価値を失い、放置されるに至った人工林の木々の活用に焦点を当てていますが、役目を失った木材は他にも存在します。例えば太鼓づくりの過程において、ひび割れなどで太鼓になることができず、捨てられてしまう端材が多々あります。これを活用すべく、「The Curve」としてプロジェクトを立ち上げました。

EDO TOKYO KIRARI

江戸東京きらりプロジェクトについて

宮本卯之助商店は、江戸東京の伝統ある技や老舗の産品といった「東京の宝物」に磨きをかけ、その価値と魅力を世界に発信する江戸東京きらりプロジェクトのモデル事業者に選定されました。「森をつくる太鼓プロジェクト」を通して、森林資源と工芸の技を活かし、豊かな循環社会の実現を提案します。

江戸東京きらりプロジェクトへ

EDO TOKYO KIRARI