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アーティストインタビュー
中村政二 民謡を軸にして、民謡の楽曲や楽器だけにこだわらないでそのスピリッツの部分を表現したい
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毎年12月1~6日まで行われる日本三大曳山祭のひとつ、秩父夜祭。2台の笠鉾と4台の屋台が曳行される際演奏される秩父屋台囃子は全国の祭り囃子の中でも、勇壮で躍動感があるものとして知られています。宮本卯之助商店では、屋台町のひとつ中近町会の前太鼓長・中村政二氏を中心に現役の方々も交えながらインタビューを行いました。アーティストインタビュー第5弾では、秩父屋台囃子に関する秘話や祭に掛ける熱い思いなど、貴重なお話しを紹介いたします。

*秩父屋台囃子の優れた演奏者であり、また秩父夜祭と秩父屋台囃子の発展に生涯を通して貢献された中村政二氏は10月31日永眠されました。謹んで哀悼の意を表します。
秩父独特のお囃子リズム
大太鼓の演奏──秩父の方々のお囃子には、独特な「訛り」のようなものがあるように感じます。それが真似したくても中々できないのですが、どれくらい練習を積めば、屋台で演奏できるようになるのでしょうか。

中村政二氏 そうですね……、だいたい10年やそこらでしょうか。
創作太鼓には節(定形)というものがありますが、こちら(秩父屋台囃子)にはそのようなものがないですからね。
秩父のリズムは、例えば小太鼓(締太鼓)だと、テケテケと叩(はた)くのだとしても、ただ左右交互に動かせば良いというものではない。創作太鼓のそれとはリズムが違います。毎年祭りの前、11月25日あたりに行われる、ならし(11月25日~30日に行われる練習)で子供に教えますが、テケテケと交互に叩くことができても、テレテケ テレテケというのは中々できるようになりませんね。

──6町会ではそれぞれお囃子は異なるのですか。

中村政二氏 おおよそ同じですが、下郷は少し違いますね。それと言うのも、昔こんなことがあったのです。教育委員会の方が下郷のお囃子を採譜するというので、私も大太鼓で参加しました。有名な写真家の清水武甲氏もいましたね。ところが、出来上がった譜がテレテケ テレテケというところを、テン テン テン テンと採っていたのです。私どもはこれは違うと言いましたが、聞き入れられず、今は下郷では、テン テン テン テンが伝わっているというわけです。
その他の町会は、自分で言うのも何ですが、私が開拓した叩き方に習っていますね。例えば、通常だと、大波2回と小波3回(「大波」「小波」ともに、大太鼓の奏法)のところを、私は大波2回に小波を2回でやります。そういったところですね。

──中近のお囃子にはどのような特徴があるのでしょうか。

中村政二氏 大太鼓を叩く順、叩き方が人によって全て違います。また、定まった節を何度も繰り返すのではなく、1回目、2回目、3回目と変えていきます。そこがおもしろいところではないでしょうか。わざわざ中近のお囃子が聞きたいと、遠くから来られる方もいますよ。
太鼓を始めたきっかけ
──中村さんが太鼓を始めたきっかけは何だったのでしょうか。

中村政二氏 5才くらいの頃、親父に肩車をされて団子坂の花火を見に行ったとき、「ちょっとここで待ってろ」と、山車の中に放り込まれましてね。居眠りしながらも公会堂まで小太鼓叩いたんですけど、あれが始まりでしたね。それから練習にも通うようになりました。

──お父様もお囃子をやっていたのですか。

中村政二氏 親父が太鼓やっていたかどうかは私は覚えていませんが、笠鉾の花造りはそこの(札所)十六番(寺)でやっていたというのは聞きましたけどね。
大太鼓の演奏
団子坂の曳き上げ──昔は団子坂を上がるときには、中村さんが大太鼓を叩いていたと聞きましたが。

中村政二氏 あの時は、団子坂のところも道が悪くてね。大きい石がごろごろしてましたよ。踏切を渡るとひと息に駆け上がっていくんですがね。小池リョウさんと私の2人で叩いたものですよ。

──大太鼓はだいたいどのくらいの時間で交替するのですか。

中村政二氏 だいたい2、3分ですね。中に乗っている人でどんどん回していきます。

──昔は、お囃子のコンクールがあったそうですね。

中村政二氏 昭和26年に第1回目のコンクールが開かれたんですが、オート三輪に太鼓を積んで旗を立てて神社に行くわけですよ。おだやかなもんでしょ。神社の神楽殿でやっていたましたが、中近はいつも1番になってね。人数が多いので、中近からは、AとBの二チーム出してね、それが1番、2番をとってましたね。
厳しい練習の賜物
──秩父囃子では締太鼓を3台使っていますが、これは昔からなのでしょうか。

中村政二氏 うちも昔は3台でしたが、今は4台使ってます。

──大太鼓はもう少し小さいものを使用していたのではないですか。

中村政二氏 いや、昔から二尺のものですね。
昭和8年に宮本さんで初めて太鼓を買ったのも2尺のものでしたね。それよりも古い、明治12年の太鼓、秩父の大野原にある中島太鼓で造ったものですが、胴が丸くて短いのですが、これも2尺ですので、ずっと変わっていませんね。
宮本さんで初めて新調したときには、私は8歳でしたが、もうその頃には、大人の人に軽いバチを選んでもらって、ドンドコ叩いてました。

──その当時から先が太いバチを使っていたのですか。

中村政二氏 そうですね。その方が太鼓もよく鳴りますし。また、鷲づかみにバチを握るのではなく、2本か3本の指で軽く持ち、叩いた瞬間にバチが跳ね返ってくるように叩きます。ですので、手豆が出来るのも手のひらよりもこっち(手の側面)なんです。血だらけになって叩いてましたね(笑)。近頃のはバチが細くなりましたよね。

──材質は檜ですか?

中村政二氏 ええ、檜を使ってます。
また、玉入れ(笠鉾・屋台が方向転換するときに奏される締太鼓の打法)のときなんかは、それこそ菜箸のように細いものを使ってましたね。私が子供の頃のことですよ。

──大太鼓のバチは、祭りの前に皆さんご自分で削られてますよね。

武島利夫氏 祭りの前日に大工さんが作りますが、(紙やすりによる)最後の仕上げだけは自分達でやります。どうしても祭りで叩いているとコバがささくれちゃう。木なので削るとバランスが崩れちゃうので、やっぱり祭りの前には毎回新しいのを用意してますよね。

──笛も昔から太いものを使われていたのですか。

武島利夫氏 ええ。うちは昔から二本(調子)ですね。江戸囃子なんかで使う六本とか七本とかは高すぎちゃって。太鼓に合わないですから。

──中近の太鼓の音が1番良く遠くまで響くと聞きますが、やはり皆さん相当な練習をされているのでしょうね。

中村政二氏 練習の賜物ですね。かなりうるさく教えるので、親に怒られたと言う話も聞きますよ。私よりも若い世代の人でね。

──やはりそのような厳しい練習があって、お囃子としては(6町会で)1番と言われるくらいにまでなるのでしょうね。ところで、1年を通して練習はどのようにされるのですか。

中村政二氏 ならしがある11月25日から30日までの6日間と祭りの時期でないときには、月3度ほど集まって練習してますね。
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