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神輿の修理
2011年5月11日
久富稲荷神社様神輿修復(4)

今回は漆塗りを剥がした木地を修理する工程を紹介します。

まず、木地を解体して行きます。

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 野地板を剥がすと屋根の骨組みが出てきます。

弊社の総修理では、表面的な部分だけではなく、構造の根本から修理をしていきます。

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長く渡御された木地はもろくなったり、欠けていたりと状態は一基ごとに異なります。

個々の神輿に合わせた最適な木地修理を選択していくのも職人の経験によります。

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下は完全に野地板がはずれた状態の構造部です。

神輿の構造部の作りも神輿師によって異なるので、宮本製神輿の修理と他社製の神輿の修理では

修理方法が異なります。

久富稲荷様のお神輿は他社製ですので、宮本の基準に照らして安全で長持ちするように修理方法を決定します。

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解体して壊れた木地を新しい木地に作り変えて組み立てて行きます。

 

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傷みの激しい部品は新規に制作しながら、古い部材をなるべく生かし修復していきます。

何でも新しい部材に変えるのではなく、なるべく生かすという発想が、日本の先人達の知恵だと思います。


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 写真は野筋、露盤の部分。老朽化が激しかったので新規に製作していきます。

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次は蕨手部分。

このお神輿は木製の蕨手に真鍮板を巻く、巻蕨手です。

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屋根以外の部分も同じように直していきます。 

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 写真は台輪部分。

割楔(わりくさび)抜き、幕板を一度解体、臍の調整をして、再び組上げ新しい割楔で固定していきます。

神輿製作を専門とする職人が製作したお神輿は、この様に主要構造部分には釘を使わずに製作されています。

そうすることで、何度でも解体、組立てが可能で、木材の経年変化や修復に対応出来るのです。

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 これは勾欄部分。

一番上の段(架木)のみを新しくしています。

勾欄は、横材を下から地覆(じふく)、平桁(ひらげた)、架木(ほこぎ)と言い

地覆から架木を支える縦材を斗束(とづか)、中間で平桁だけを支える材をたたら束(たたらづか)と言います。

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 上の二枚は囲垣部分の修理です。

ここも劣化の激しい部材を新規製作して組み立てていきます。

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 最後は勾欄台。

このように神輿の木地を復元修理を施してから塗り塗りの工程に進んで行きます。


次は塗りの工程です。

お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2011年2月 5日
久富稲荷神社様神輿修復(3)

修理ブログをご覧頂いております皆様、お久しぶりです。

今日は、昨年末よりお伝えしております久富稲荷神社様の大人神輿を解体していきたいと思います。

久富稲荷神社様の大人神輿は台輪寸法2尺8寸のお神輿です。

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最初に、心棒と胴柱の楔を外し、本体から屋根を外します。

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次に胴と胴柱を抜いていきます。

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鳥居や井垣、勾欄を外し、木地を細部に渡り解体していきます。

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さらに、解体した木地に取り付けている彫刻や錺金具を外します。

お神輿の部品は、全て解体すると2,000パーツにも及びます。

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下の写真は、取り外された台輪金具

錺金具類は、型直しを行います。

破損部分は修理、欠損部分は新規制作した後、古い鍍金を剥離して、再金鍍金が施されます。

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解体していくと、以前弊社にて修理を行わせて頂いた記録がありました。

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下写真の屋根を良くご覧下さい。

屋根紋の周囲や、飾り金具の周囲に白くなっている部分がありますが、これは金属磨き(ピカール)の痕です。

昔の神具や仏具の金物は、真鍮の素地を磨いただけの物が殆どでした。

大掃除の際に、「金属製の蝋燭立や金幣を磨いた。」なんていう方もいらっしゃるかも・・・

そんな事を思い出して、お神輿の金具も金属磨きで磨いてしまう事が多い様ですが、

お神輿の金具には、金鍍金が施されておりますので、金属磨きで磨いてしまっては、金を擦り落としてしまっている事になります。

また、錺金具の下へ入り込み取れなくなってしまった磨き粉によって錺金具が腐食し、お神輿にとってはとても良くありません。

お手入れの際には、金属磨きを使用しない様にお気を付け下さい。

お手入れ方法など、ご不明な点は、弊社西浅草店までお気軽にお問い合わせ下さい。

次に、木地本体に塗られている漆を剥がしていきます。

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渡御の振動に耐えられる様、堅牢に塗り重ねられた漆を剥がしていくのは、大変な作業です。

石の様に硬くなった漆を、金槌でコツコツと叩きながら、尚且つ木地を傷めない様に慎重に剥がしていきます。

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下の写真が、木地を露わにした状態です。

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弊社の総修理では、可能な限り漆を剥離致します。

これは、木地を露わにすることで、経年変化による木地の痩せを完全に修復する為の作業です。

目に見えて傷んだ部分だけを剥離して修理する事も可能ですが、神社様や、町会様の大切なお神輿が

幾代にも亘って受け継げる様、見えない部分もしっかりと修復する為に行う、弊社職人こだわりの作業です。

次回は、木地修理の様子をお伝えいたしますので、お楽しみに!

 

2010年12月22日
久富稲荷神社様神輿修復(2)

 

11月中旬より子供神輿(1尺5寸)の解体を開始しました。解体前に細かく写真を取って記録を残します。
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神輿の解体は大きくわけて屋根と胴と台輪に楔を外すと別れます。
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かなり古い神輿の為、木地などが傷んでいます。
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神輿の中から昔修理した当時に書かれた書類が出てきました。とても珍しい事です。
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次の工程は漆を剥がす作業になります。お楽しみに!

 

2010年11月26日
久富稲荷神社様神輿修復

過日、世田谷区新町の久富稲荷神社様へ、2尺8寸と1尺5寸の神輿、

4尺8寸の曳太鼓を修理の為、引き取りに伺いました。

神輿や曳太鼓の修理には、構造の緩みを調整する締め直し、

木地や漆、金具や鍍金など、部分的に補修を施す、部分修理、

全てをの部品を解体、補修し、新品同様に組立て直す総修理と、3種類の修理方法があります。

この度お預かりした神輿や曳太鼓は、約1年を掛けて総修理を施します。

 

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平日にも関わらず、町会役員の皆様も大勢お集まり頂きました。

 

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お客様のご協力により、修理完成までの様子を、弊社修理ブログへ掲載させて頂く事になりました。

新品同様に生まれ変わる様を、随時アップしていきますので、お楽しみに!

神輿部長 山下佳一

 

 

 

2010年9月18日
お神輿ドック

お神輿や山車、太鼓など、お祭りに欠かせないものですが、

人間の体と同じで毎年少しずつ傷みやガタが出て来ます。

 

お祭りの準備や後片付けの時には気になってはいたけれど、何となくそのままにしてして気がつくと

修理が効かない!なんてケースもあります。

 

または山車の源氏車の脱輪や下回りの緩みを放置していると山車を曵く子供達が危険です。

 

そこで、お祭りの安全と神輿、山車、太鼓を少しでも長くお使い頂けるように、

無料点検サービスをお薦めします。

 

その名も「お神輿ドック」!

 

祭礼のご挨拶に伺ったお客様先や店頭では自己診断シート付きのチラシをお配りしています。

実は気になるところがあるんだよな、というお客様は是非メールかお電話でお問い合わせ下さい。

 

 

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2010年1月27日
大雄山最乗寺様 御厨子総修理

大雄山最乗寺は、曹洞宗に属し全国に4千余りの門流をもつお寺で、

御本尊は釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)、脇侍仏(わきじぶつ)として文殊、普賢の両菩薩を奉安し、

日夜国土安穏(こくどあんのん)万民富楽を祈ると共に、真人打出の修行専門道場

開創以来6百年の歴史をもつ関東の霊場として知られ、境内山林130町歩、老杉茂り霊気は満山に漲り、堂塔は30余棟に及ぶ。

http://www.daiyuuzan.or.jp/

この度、修理のご依頼を頂いたのは、境内奥の院に安置されているご本尊の神輿型御厨子

この御厨子は、80年前の大遠忌で、南足柄の大雄山からご本尊をお乗せし、日本武道館まで渡御された物

修理前

大雄山最乗寺 修理前 016.jpg

本年は、六百回の大遠忌で、11月には修復した御厨子にご本尊をお乗せし、小田原城を経由して、

東京両国国技館にて首都圏御開帳が行なわれる予定

詳しくは、大雄山最乗寺のホームページをご覧下さい。 http://www.daiyuuzan.or.jp/daienki/index.html

総修理を終えた御厨子は、首都圏御開帳まで宝物殿に安置される大雄山納品 002.jpg

 

 

 

 

 

 

 

2009年5月18日
神輿の修理レポート
修理前の神輿
  • 本体本部は相当緩みがあり、解体してみるとクサビがあまり効いておらず、ホゾも一部折れていた。
  • 漆が所々で剥がれ、錺(かざり)金具もすっかり色褪せていた。
  • 木彫刻はかなり汚れ、一部欠けていた。

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修理内容
  • 本体の各部のクサビを抜き、細部にわたって解体しました。
  • 錺金具をとりはずし、彫刻もはずして、漆、金箔も丹念にはがしました。
  • 傷んだ木地を修理し、緩んだ木地を締め、木のふけた部分、欠損した部分は新しく補いました。
  • 錺金具は古いメッキや汚れを完全に落とし、バフ磨きをかけたあと金メッキをかけました。
  • 木彫刻はアク洗いして欠損部分は新しく補いました。
  • 完全に直した木地は漆で下地を整えて寒冷紗を張り、さらに何度も漆塗りを重ねて仕上げる。
    枡組、軒面等はさらに金箔を施しました。
  • 漆の塗り上がった木部に、金メッキした金具を同じく金メッキした真揄釘で打ち付けました。
  • 解体した本体部分をホゾ組みをクサビで組み上げました。
    (進行は構造部には一切釘や接着剤を使用しません。)
  • 組み上がった神輿の、クサビの効きや各部の緩みをチェックしました。
  • 最後に大鳥、小鳥を付けて瓔珞を下げ、新しい飾紐を掛け、鈴を付けて完了。

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