先ず、お神輿は大きく分類すると本体の木部(木地)の材質を生かし、塗装等を施さずに仕上げる白木神輿と、木部に漆を塗って仕上げる漆塗神輿の二種類があります。
白木神輿の場合、弊社では国産の上質な欅材を使用、一般的にも欅材製が主で、高価な欅材を贅沢に使用しているところが魅力の一つです。
漆塗神輿は、下塗り・中塗り・上塗りと漆を幾重にも塗り重ね、上塗漆の表面を研磨することで色艶を引き出す呂色(ろいろ)という製法で仕上げられます。科学塗料では出せない艶と重厚感が魅力です。漆塗神輿の木部には、漆との相性や本体の重量、強度などを考慮して、檜や朴、樫などの材質が用いられます。
次に屋根の形状ですが、軒面が真っ直ぐな延型と軒面中央が湾曲している唐破風型が一般的で、他に八角形や六角形、八つ棟、入母屋など特殊な形状もございます。
一般的に本体の形状は、氏神様の御社殿や御本社神輿の形状に倣って決められる場合が多くなっております。
本体形状の他にも、錺金具(かざりかなぐ)や木彫刻など様々な意匠の部品が取り付けられ、
それらは、一等品、上等品、特級品、超特級品と、細工の仕様によって価値が異なります。
神輿を選ぶ際に最も重要なのが神輿の大きさです。
町神輿の場合、台輪寸法1尺8~2尺3寸位が一般的ですが、神輿の渡御時間、担ぎ手の人数、
渡御径路の起伏等によって決めるのが良いかと思われます。
担ぎ手算出例)台輪寸法2尺:御神輿に肩を入れられる人数約50人×3(交代)=150人
しっかりとした神輿師によって製作されたお神輿は、定期的なメンテナンスを行なうことで、幾代にも渡ってご使用頂け、神社や町の財産として後世に受け継ぐことが出来ます。
使用頻度にもよりますが、10年に一度の締め直し、25~30年に一度の総修理がメンテナンスの目安となります。
締め直し費用は標準でおおよそ、1寸×12,000円
例)台輪寸法2尺:2尺=20寸×12,000円=240,000円